2022/11/05 17:16
スーパーなどで販売されているはちみつでも生はちみつという表記を多く見かけるようになりました。
そもそも生はちみつとは何なのでしょうか。実は明確な表記の基準は存在しておりません。
おそらくメーカー側は、加熱の処理をしていないものを生と定義し販売しているところもあれば、加温(40℃ほどで加熱とは言えない温度)で瓶詰をされているものを生と表現されている可能性もあります。
加熱も加温もさておき、温度を加えるということは、いずれも生産者側の瓶詰の手間を少なくしたり、水分を飛ばすことにより糖度を上げるために熱を加える行程が発生しているものと考えます。
ハニストで取り扱うはちみつは加熱も加温処理も一切されていない自然のままのはちみつということで「raw honey」とラベルに表記してございます。
本来は、はちみつであれば全てが当然自然の恵みであり、生の状態です。本物の安心なはちみつを取り扱うにあたり、当たり前のことであるために、生はちみつとはちみつを区別し強調することはハニストとして重きを置いておりません。
それよりも実際に口に含み、本物のはちみつのおいしさと豊かさを感じていただければお分かりになるかと思います。
生はちみつとは
生はちみつとは、加熱処理やろ過処理がされていなく、自然のまま完熟されたはちみつです。ミツバチの巣から採取し、そのまま瓶詰めしたものが生はちみつですが、そもそもはちみつ自体「生」です。
私たちハニストが扱うはちみつの条件としては、以下の通りで、この記事でのはちみつの定義とします。
- 1.完全非加熱
- 2.砂糖や人工甘味料等が添加されていないもの
- 3.農薬や抗生剤を使用しない環境で集められたはちみつ
ですが、今のところ生はちみつについて、明確な共通認識の定義はされておらず、加熱か非加熱かで分類されている程度で、非加熱でも糖類の添加がされているはちみつも存在しています。
ですので、生はちみつと商品名に入っていたとしても、私たちハニストが取り扱うはちみつの条件を満たしていない商品もあることを覚えていただければと思います。
また、食品偽装の第2位がはちみつと言われています。白砂糖を添加し甘みを増やしたり、有効成分を意図的に増やした見せ方をしたり、化学物質を加えているものもありますが、これらは生産者側の都合であり、自然のままのはちみつとは言えません。
はちみつの一番の効能はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)。ただそれだけで、はちみつは理想的な糖の形をしています。
はちみつの主な成分と有効成分
はちみつは主に、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150種類以上の栄養成分がバランスよく含まれています。
ですが、はちみつの一番の有効成分は、先述した通りブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)です。
糖の種類として、人工甘味料、遺伝子組み換えからできたシロップや果糖ブドウ糖などが挙げられますが、一番クリーンな糖というのは、はちみつからでしか摂取できません。
はちみつの効果効能
腸内環境の改善
はちみつには整腸作用があります。お腹の調子が整うことで、便通も改善され、肌の調子も良くなる効果が期待できます。
免疫力の正常化
はちみつを摂取することで、糖のエネルギー代謝が良くなり、免疫力が正常化されます。
エネルギー効率が良くなることで、瞬時に疲労回復ができますし、風邪が引きにくくなったりと、副次的な効果も期待できます。
そのほかにも、胃もたれや消化不良も防いだり、口内炎、虫歯やのどの炎症に効くなど、身体そのものの免疫力の正常化が可能です。
疲労回復
はちみつの主成分であるブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)は、はちみつの成分のビタミンB1と相性が良く、相乗効果で疲労回復を期待できます。
脳の活性化
生はちみつに含まれるブドウ糖、ビタミン、ミネラルの総合的な効果により、脳の活性化を促します。
はちみつを使ったおすすめの食べ方
様々な効果効能があるはちみつを、毎日楽しく摂取できる食べ方を紹介します。はちみつの摂りすぎはよくないと言われていますが、それは間違いです。
スーパーなどに陳列されている商品に含まれているものの多くは、先述の通り、はちみつ以外の悪い糖を加えられているものばかりです。
糖全般にも言えますが、悪い糖が多く存在し、そういったものを摂取し続けるのは身体に影響を及ぼします。
良い糖は積極的に摂取するべきで、一番クリーンである糖であるはちみつにも同様のことが言えますので、取り入れていきましょう。
そのままで召し上がる
ティースプーン1杯を召し上がってください。仕事中、就寝前、朝起きた時くらいの3度のタイミングがおすすめです。
ヨーグルト
糖分の摂取過多になりすぎないよう、無糖のヨーグルトにするのがおすすめです。
はちみつに含まれるオリゴ糖が、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌の餌となり、腸内環境を整えてくれる効果を期待できます。
牛乳、ハーブティー、コーヒーと一緒に
寝る前にティースプーン1杯摂ると睡眠の質が良くなります。牛乳200mlにティースプーン1杯程度の生はちみつを加えて飲むのもおすすめです。
コーヒーは日中に取り入れると脳の活性化にもなります。
温めて飲むのも良いですが、約45度以上で加熱処理をしてしまうと、含まれる成分が減少・失われたりする可能性があるため、人肌程度に温めましょう。
果物と一緒に
はちみつにはビタミンの割合が少ないためフルーツで補いましょう。特にレモネード、レモンとの相性が良く、一緒に摂取することでエネルギー効率がアップします。